【要点】
・フィリピン宇宙庁(PhilSA)とフィリピン中央銀行(BSP)が戦略的協力関係を構築した。・両機関は2026年1月28日に金融サービスのレジリエンス強化を目的とした覚書を締結した。・衛星データや宇宙技術を、金融政策の策定やリスク評価の高度化に活用することを目指す。・気候変動や自然災害に伴う被害を衛星画像で迅速に把握し、金融機関の意思決定を支援する。・農業分野におけるパラメトリック保険の精度向上により、農家の生活基盤保護を推進する。・通信インフラが不十分な遠隔地における金融包摂を、衛星通信等の技術で補完する。・銀行セクターが直面する物理的リスクの定量的評価に、高精度な地上観測データを導入する。・政府主導のデジタル化推進と、宇宙技術による社会課題解決を統合する象徴的な事例となる。
【編集部コメント】
フィリピンは災害リスクが高い地理的条件にあり、金融システムの安定性確保に衛星データが不可欠な役割を果たす。今回の提携は、宇宙技術を純粋な科学技術から実体経済のインフラへと格上げする動きとして注目される。金融と宇宙の融合は、新興国における経済的強靭性を高めるための新たなモデルとなるだろう。
【出典情報】
公式リリースPhilSA, BSP to utilize space tech for financial resilience参照情報(報道)Fintech News Philippinesnewsbytes.ph