【要点】

・フランスの打ち上げ輸送サービス会社アリアンスペースと、ブラジル国立宇宙研究所(INPE)が新たな契約を締結した。・本契約に基づき、ブラジルの地球観測衛星「Amazonia-1B」を欧州の小型ロケット「Vega C」で打ち上げる。・2026年1月26日に公表されたこの合意により、南米ギアナ宇宙センターからの発射が予定されている。・Amazonia-1Bは、2021年にインドのロケットで打ち上げられたAmazonia-1の同型機であり、その後継を担う。・同衛星はブラジルが独自開発した多目的プラットフォーム(MMP)を採用しており、高度な光学観測能力を備える。・主な目的はアマゾンの森林破壊の継続的な監視であり、農業支援や環境保護のためのデータ提供も行う。・今回の選定により、欧州の打ち上げ能力を活用したブラジルの自律的な宇宙インフラ構築が継続されることとなる。・具体的な打ち上げ時期は2027年前半を計画しており、Vega Cの商業運用スケジュールの一環として組み込まれる。

【編集部コメント】

ブラジルが自国開発のAmazonia-1Bの打ち上げにVegaCを選択したことは、欧州と南米の宇宙協力関係における継続性を示す重要な動きです。アマゾンの森林保護は世界的な環境課題であり、高頻度な観測体制の維持には信頼できる打ち上げ手段の確保が不可欠です。本契約は、運用の安定性が求められているVegaCにとって、国際的な官公庁ミッションを受注したという意味で大きなマイルストーンとなります。

【出典情報】

公式リリースINPE anuncia contrato de lançamento para missão Amazonia-1B参照情報(報道)europeanspaceflight.comnews.satnews.com