【要点】
・米宇宙開発局(SDA)が、航空機搭載用の光通信端末(OCT)に関する情報提供要請(RFI)を公開した。・本要請は、航空機を低軌道衛星網「拡張型戦士宇宙アーキテクチャ(PWSA)」へ直接接続することを目的とする。・2025年8月に実施された衛星・航空機間の双方向・高帯域光リンクの実証成功を背景としている。・RFIでは端末の設計、製造の成熟度、および航空機への統合経路に関する詳細情報を求めている。・12ヶ月以内に迅速な実証が可能であり、早期に実戦配備へ移行できる技術を優先的に評価する。・SDAは2027年にも初期運用能力(IOC)を確保し、強靭な衛星・航空機間リンクの実現を目指す。・レーザー通信の導入により、従来の電波通信を超える秘匿性と大容量データの即時転送を追求する。・得られた情報は、将来のPWSA展開における航空機向け通信インフラの要件策定に活用される。
【編集部コメント】
SDAが進めるPWSAにおいて、衛星間リンクに続く次の焦点は「多ドメイン接続」の確立です。今回のRFIは、2025年の実証成功を商用・運用の段階へ引き上げるための戦略的な一手と言えます。特に12ヶ月という短期間での実証を求める姿勢は、既存の長期間にわたる国防調達プロセスを打破し、急速に進化する民間の光通信技術を即座に戦力化しようとするSDA特有の「破壊的」な調達手法を反映しています。
【出典情報】
公式リリースSDA Issues Request for Information for Future Space-To-Air Optical Communication Terminals参照情報(報道)SAM.govAviation Week