【要点】
・英国の宇宙スタートアップ企業であるReditus社がPTC社の設計ツール「Onshape」を導入した。・2026年1月27日に公表されたこの提携は、再使用型宇宙機の設計プロセス効率化を目的とする。・Reditus社は、水平離着陸が可能な再使用型衛星打ち上げシステムの自社開発を進めている。・採用されたシステムは、クラウド上でCADと製品データ管理を統合して提供する。・複数の拠点で活動するエンジニアが同一の設計データに対し、リアルタイムで同時編集・共有が可能となる。・従来型のソフトウェアで発生しがちだったバージョン管理の混乱やデータ損失を回避する。・このプラットフォームの導入により、設計サイクルの短縮と試作段階でのエラー削減を狙う。・宇宙輸送の低コスト化を目指す同社の戦略において、デジタル開発基盤の強化は不可欠なステップとされる。
【編集部コメント】
宇宙輸送の低コスト化にはハードウェアの再使用だけでなく、開発工程自体のデジタル化が不可欠です。Reditusによるクラウドツールの採用は、物理的な制約を超えた高度な協調設計を可能にし、開発期間の大幅な短縮を狙う戦略的な一手と言えます。アジャイルな開発体制の構築は、民間主導のニュースペース時代における標準的なモデルとなりつつあります。
【出典情報】
公式リリースPTC’s Onshape Selected by Reditus Space to Accelerate Development of Reusable Orbital Reentry Capsule参照情報(報道)Aero Mag