【要点】

・欧州委員会(DG DEFIS)が、持続可能な宇宙利用に向けた革新的技術を公的に表彰した。・フランスとイタリアに拠点を置くスタートアップ、アルファ・インパルジョン社が受賞した。・2026年1月27日にブリュッセルで開催された欧州宇宙会議において授賞式が行われた。・受賞対象は、機体自体を燃料として消費する「オートファージ(自食型)」推進技術である。・本技術は、ミッション終了後に軌道上に構造物を残さない「デブリフリー」な運用を可能にする。・従来のロケットに比べ、離陸質量を約40%削減し、コストも同程度低減できると試算されている。・アルファ・インパルジョン社には、開発支援金として95万ユーロが授与された。・報道によると、同社は今後、次世代の小型ロケットや衛星向けに本推進系の実用化を加速させる。

【編集部コメント】

宇宙デブリ問題が深刻化する中、機体構造を燃料に変える自食型ロケットは、デブリ発生を根本から断つ画期的な一環として位置付けられます。欧州がこの破壊的技術を公的に支援することは、宇宙利用の持続可能性確保と同時に、低コストな輸送手段の確立による欧州の宇宙主権強化を狙った戦略的な動きと言えます。

【出典情報】

公式リリースEuropean Commission and the European Parliament strengthen EU’s access to Space参照情報(報道)AeroMorning.comspacedaily.com