【要点】
・アジャイル・スペース・インダストリーズがオクラホマ州タルサで「宇宙試験センター(STC)」の起工式を挙行した。・2026年1月23日に実施された式典の詳報が、翌24日付の地元メディアなどで一斉に報じられた。・初期段階の投資額は2,000万ドルで、タルサ国際空港に隣接する約20エーカーの敷地に建設される。・本施設は、世界的に不足している高高度および真空環境下でのロケットエンジン燃焼試験に対応する。・主に中小規模のエンジンを対象とし、民間企業、NASA、国防省(DOD)のミッションを支援する。・将来的には総額2億ドル規模の宇宙産業エコシステム「タルサ・宇宙パーク」の中核を担う。・式典にはジム・ブライデンスタイン元NASA長官らが出席し、全米の宇宙インフラにおける重要性を強調した。・2027年の稼働開始を予定しており、地元において高度な専門職を含む新規雇用の創出が期待されている。
【編集部コメント】
タルサでの試験施設着工は、米国における宇宙輸送サプライチェーンの強靭化を象徴する動きである。既存の公的な試験インフラが飽和状態にある中、民間の高度な真空試験能力の拡充は、中小型衛星の迅速な配備を支える不可欠な要素となる。オクラホマ州が航空宇宙の伝統を背景に、次世代の宇宙産業ハブへと進化する試金石と言える。
【出典情報】
公式リリースAgile Space Industries to Build Tulsa Space Test Center参照情報(報道)The Journal RecordExpansion Solutions