【要点】
・2026年1月26日、米ロケットラボは新型ロケット「ニュートロン」のフェアリングがバージニア州に到着したと発表した。・到着したのは「ハングリー・ヒッポ」と呼ばれる、世界初となる商業ロケット用の固定式フェアリングである。・カリフォルニア州での試験を終え、バージニア州ワロップス島にある同社の組立・統合施設へと搬入された。・この機体は、打ち上げからペイロード放出、地球帰還まで常に第1段ロケットに装着されたまま運用される。・従来の投棄型や海上回収型と異なり、分離工程を省くことで運用コストの低減と迅速な再使用を目指す。・フェアリングは炭素繊維複合材で構成されており、高さは約14メートルに達する大型構造物である。・今後は同基地内において、実機との統合に向けた最終点検や地上での打ち上げ前試験が実施される予定である。・今回の搬入は、2026年内に計画されているニュートロンの初飛行に向けた重要なマイルストーンとなる。
【編集部コメント】
「ハングリー・ヒッポ」の採用は、スペースXの海上回収方式を超える再使用効率を追求するロケットラボの独創性を象徴している。フェアリングの非分離化は、デブリ削減とターンアラウンド短縮を両立する戦略的な設計と言える。ニュートロンの本格運用が、中型ロケット市場の競争を一段と加速させることは確実である。
【出典情報】
公式リリースRocket Lab’s Hungry Hippo Fairing Arrives at Virginia Launch Site Ahead of First Neutron Flight参照情報(報道)Space.comSpaceTime24