【要点】
・英宇宙投資会社のセラフィム・スペースは2026年1月26日、宇宙ビジネスの投資動向をまとめた「スペース・インデックス」の最新版を発表した。・2025年における世界の宇宙技術分野への民間投資総額が過去最高を記録したことが明らかになった。・報道によると、年間の投資総額は前年比で大幅な伸びを示し、宇宙市場への資金流入が再び加速している。・投資案件数も堅調に推移しており、特にシード期やシリーズAといった早期段階のスタートアップへの支援が目立った。・分野別では、気候変動対策に関連する衛星データ活用や、軌道上サービスなどの「軌道上経済」分野が投資家の高い関心を集めた。・地域別では米国が引き続き市場を牽引しているが、欧州およびアジア圏の企業による大規模な資金調達事例も増加している。・金利の安定化や再使用型ロケットによる輸送コストの低減が、投資家心理に肯定的な影響を与えたと分析されている。・セラフィム社は、2026年も防衛宇宙技術や月面探査に関連するインフラ構築への投資が継続すると予測している。
【編集部コメント】
2025年の投資額が過去最高を更新したことは、宇宙産業が単なる技術実証の段階を脱し、実効性のある商用市場として成熟したことを示しています。特に気候変動や安全保障といった地球規模の課題解決に直結する技術への資金集中は、産業の長期的な持続可能性を裏付けるものです。安定した民間資金の供給は、次世代輸送や有人活動の基盤を支える重要な動因となります。
【出典情報】
公式リリースSeraphim Space Index Q4 2025参照情報(報道)Startups Magazine