【要点】
・2026年1月27日、エアバスのイノベーション子会社が新プログラム「SpaceRAN」の実装を公表した。・同プログラムは、5G非地上系ネットワーク(NTN)の高度な機能と地上インフラの統合実証を目的とする。・衛星を単なる中継器ではなく、軌道上で直接5G信号を処理するソフトウェア定義衛星技術を検証する。・フランス政府の投資計画「フランス2030」の枠組みにある「Air! 5G」プロジェクトから支援を受ける。・将来の衛星ネットワークが地上の5Gインフラとシームレスに統合される仕組みの証明を目指す。・測定・検証ソリューションの開発において、キーサイト・テクノロジーなどの技術企業と連携する。・本プログラムの成果は2028年までに提供される見込みであり、次世代の6G規格の準備も進める。・商用、防衛、政府セクターを対象に、安全で費用対効果の高い全地球的通信ソリューションを提供する。
【編集部コメント】
非地上系ネットワーク(NTN)の統合は、真のグローバル通信基盤を実現するための鍵である。エアバスが進める軌道上での信号処理技術は、衛星を単なる「信号の反射板」から「知的な通信ノード」へと進化させる試みであり、フランス政府の強力な支援は、この戦略的分野における欧州の技術主権を確保する狙いが反映されている。
【出典情報】
公式リリースAirbus launches demonstrator to test global 5G connectivity in orbit参照情報(報道)Machinery MarketElectronics For You