【要点】
・タレス・アレーニア・スペース社はISS搭載のIMAGIN-eによる実証成果を公表した。・同装置は2024年3月に打ち上げられ、軌道上で12カ月以上にわたり運用されている。・強力なエッジコンピューティング基盤と可視光およびハイパースペクトルセンサを搭載する。・宇宙で初めてとなる、AI処理とブロックチェーンを組み合わせたデータ認証網を展開した。・自律的な熱管理を目的とした、宇宙初のエージェント型AIシステムの検証に成功した。・海域や陸域における異常検知アプリケーションの動作確認を軌道上で実施した。・洪水や土砂崩れの検知を支援する地理空間基盤モデルの運用により高い成果を得た。・同社のロペスCEOは、本成果が宇宙での迅速な意思決定を可能にする新機軸となると述べた。
【編集部コメント】
宇宙空間で取得した膨大なデータを地上に送らず、軌道上で即座に処理する「宇宙エッジコンピューティング」は、通信遅延の解消と帯域節約に不可欠な技術です。今回の実証成功は、リアルタイムの環境監視や自律的なミッション運用における優位性を裏付けるものであり、将来の商業宇宙ステーションや月探査インフラにおける標準仕様となる可能性を秘めています。
【出典情報】
公式リリースIMAGIN-e payload unlocks the potential of Space Edge Computing aboard the ISS参照情報(報道)なし