【要点】

・米国の市場調査会社Verified Market Reportsは、世界の宇宙ロボット(Space Robotics)市場に関する最新レポートを発表し、市場規模が2024年の51億ドルから、2033年には145億ドル(約2.1兆円)に達すると予測した。
・2026年から2033年にかけての年平均成長率(CAGR)は12.5%と高い水準を維持する見込みである。
・市場拡大の主な要因として、軌道上サービス(衛星の寿命延長や修理)、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去、および月や火星を含む深宇宙探査ミッションの需要急増が挙げられている。
・技術面では、AI(人工知能)による自律制御、センサーの小型化、高精度アクチュエータ、およびモジュール式ペイロードの進歩が、より複雑なタスク(軌道上での組立や製造など)の実行を可能にしている。
・主要なプレイヤーとして、ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)、マクサー・テクノロジーズ(Maxar Technologies)、アストロボティック(Astrobotic)、ハニービー・ロボティクス(Honeybee Robotics)などが挙げられており、特に商業セクターでの成長が著しい。

【編集部コメント】

かつて宇宙ロボットといえば「探査車の遠隔操作」が主役でしたが、今後は「軌道上の修理工」や「建設作業員」としての需要が爆発的に伸びる予測です。特にCAGR 12.5%という数字は、宇宙産業全体の中でも突出して高く、衛星を「使い捨て」から「修理して長く使う」エコノミーへ転換させる鍵となる技術分野であることを裏付けています。

【出典情報】

公式リリース
Space Robotics Market Surges to USD 14.5 Billion by 2033 (Verified Market Reports / PR Newswire)
https://www.prnewswire.co.uk/news-releases/space-robotics-market-surges-to-usd-14-5-billion-by-2033–propelled-by-12-5-cagr—verified-market-reports-302680505.html