【要点】
・SpaceXは、軌道上データセンター構想「Orbital Data Center system」に関する衛星ライセンス申請(File Number: SAT-LOA-20260108-00016)を米連邦通信委員会(FCC)に提出し、2026年2月4日付で受理された。
・申請によると、高度500〜2,000kmの地球低軌道に最大100万基(up to one million satellites)の衛星を配備し、宇宙空間でAI推論や大規模データ処理を行うことを目的としている。
・FCC Public Notice(DA 26-113)では、本申請に対するパブリックコメントを2026年3月6日まで募集するとしている。
・構想では、衛星はStarlinkの既存レーザーリンク網と統合され、軌道上で太陽光発電により稼働する分散型データセンターとして機能する。
・SpaceXは、この前例のない規模の衛星展開を完全再利用型ロケットStarshipによって実現可能と主張している。
【編集部コメント】
「100万基」という数字は現在の全運用衛星数を桁違いに上回る。
しかし今回は単なるマスク氏の発言ではなく、FCCが正式に受理した行政文書ベースの計画である点が重要だ。
承認までには軌道混雑、デブリ、干渉問題など多くの審査が待ち受けるが、宇宙AIインフラ競争が“構想段階”から“制度審査段階”へ進んだことは間違いない。
1. FCC公式データベース(ICFS)の申請詳細ページ SpaceXが提出した申請書のステータスや添付資料が閲覧できるページです。
リンク: SAT-LOA-20260108-00016 (FCC International Communications Filing System)
内容:
File Number: SAT-LOA-20260108-00016
Call Sign: S00798
申請名: SpaceX Orbital Data Center system
2. FCC公式通達(Public Notice) FCCがこの申請を受理し、パブリックコメント(意見募集)を開始したことを告げる公式文書です。
リンク: DA 26-113: SPACE BUREAU ACCEPTS FOR FILING SPACEX’S APPLICATION (PDF/TXT)
内容:
発表日: 2026年2月4日
概要: SpaceXが高度500〜2,000kmに最大100万基(up to one million satellites)のデータセンター衛星を展開する計画に対し、3月6日までパブリックコメントを求める旨が記載されています。