【要点】

・イスラエル発の気象テック企業Tomorrow.ioが、シリーズ資金調達で1億7500万ドルを獲得。
・企業価値は10億ドル(約1500億円)を超え、ユニコーン企業としての地位を確立。
・調達資金は、AI搭載の新型気象衛星ネットワーク「DeepSky」の配備加速に充当。
・従来の政府系衛星の老朽化によるデータ欠落を補い、全地球規模の予測精度を向上。
・LEO(高度2,000km以下の低軌道)に数十基の衛星を配置し、高頻度なデータ更新を実現。
・新型衛星は従来の小型機から大型化し、1基あたり3〜5個の高度なセンサを搭載。
・米国国防総省や政府機関が推進する「気象インフラの民営化」の流れに沿った事業展開。
・報道によると、現在の気象予測データの95%を担う主要衛星の多くが10年末までに退役予定。

【編集部コメント】

Tomorrow.ioの大型増資は、気象インフラが公的セクターから民間へと移行する「気象版スペースX」とも言えるパラダイムシフトを象徴している。気候変動による災害リスクが増大する中、高精度な気象データは安全保障や経済活動の根幹を成す。老朽化した政府衛星の代替として、機動力のある民間コンステレーションがグローバルな標準となる構造が鮮明になっている。

【出典情報】

公式リリース:
https://www.tomorrow.io/blog/tomorrow-io-announces-175m-financing-to-deploy-deepsky-the-worlds-first-ai-native-weather-satellite-constellation/

(Tomorrow.io|Tomorrow.io Announces $175M Financing to Deploy DeepSky, The World’s First AI-Native Weather Satellite Constellation)

参照情報(報道):
https://www.calcalistech.com/ctechnews/article/rj67r5yvze

(Calcalist Tech|Tomorrow.io raises $175 million at over $1 billion valuation to build AI-driven weather satellite network)