【要点】

・米宇宙軍の宇宙システム軍(SSC)が、宇宙ベンチャーのスターフィッシュ・スペースと契約を締結。
・契約額は5,450万ドル(約82億円規模)。
・目的は、同社の自律型軌道上サービス機「オッター(Otter)」の提供と運用支援。
・既存の国家安全保障衛星に対する機動付与(軌道変更等)を含む「動的運用」支援を想定。
・衛星の廃棄支援(処分)に資する運用も含め、必要に応じた宇宙資産移動能力の確保を狙う。
・報道によると、本契約は2024年の同社向け契約に続く位置付けとされる。
・ロシアや中国との競争を背景に、宇宙資産の機動性・柔軟性を高める取り組みの一環。
・報道によると、防衛・政府系衛星の運用柔軟性を高める戦略的投資とされる。

【編集部コメント】

本契約は、米軍が宇宙資産の「機動性」を重視する戦略への転換を象徴している。従来の使い捨て型衛星から、軌道上サービスによる長寿命化や迅速な再配置を前提とした運用への移行が加速している。民間スタートアップの高度な自律ドッキング技術を国防の中核に組み込むことで、戦術的な柔軟性と宇宙資産の強靭化を同時に図る狙いがある。

【出典情報】

公式リリース:
https://www.starfishspace.com/press-release/starfish-space-awarded-54-5-million-space-force-contract-for-dedicated-otter-satellite-servicing-vehicle/

(Starfish Space|Starfish Space Awarded $54.5 Million Space Force Contract for Dedicated Otter Satellite Servicing Vehicle)

参照情報(報道)
https://www.defensedaily.com/starfish-nabs-55-million-space-force-award-for-orbital-mobility-solutions/air-force/

(Defense Daily|Starfish Nabs $55 Million Space Force Award For Orbital Mobility Solutions)