【要点】

・通信システム開発のセシウムアストロは、シリーズC資金調達ラウンドで4億7000万ドルを確保した。
・今回の調達により、宇宙および防衛分野向け通信インフラの製造規模を大幅に拡大する。
・同社はアクティブ・フェーズドアレイ(可動部なしで電波の方向を電子的に制御する技術)を主力とする。
・提供されるシステムは、LEO(高度2,000km以下の低軌道)衛星や航空機の高速通信に対応する。
・ソフトウェア定義型のハードウェアにより、軌道上での柔軟な機能変更が可能となっている。
・調達資金は、研究開発施設の拡充と、グローバルな運用体制の強化に充てられる予定である。
・軍民両方での衛星コンステレーション需要の高まりが、大規模な出資の背景にある。
・報道によると、今回の資金調達後の企業価値は大幅に上昇し、業界内での競争力が強まるとされる。

【編集部コメント】

セシウムアストロが実施した4億7000万ドルの資金調達は、宇宙通信ハードウェア分野への投資意欲の高さを示しています。通信の柔軟性を確保するソフトウェア定義技術は、急速に進化する安全保障環境において極めて重要です。今回の増資は、同社が特定の衛星メーカーに依存しない独立したサプライヤーとしての地位を固める契機になると評価されます。

【出典情報】

公式リリース:CesiumAstro「CesiumAstro Closes $470M Series C Financing to Scale Space and Defense Communications」
https://www.cesiumastro.com/press-release/cesiumastro-closes-470m-series-c

参照情報(報道):Startup Researcher「CesiumAstro Secures $470 Million to Scale Space and Defense Communications」
https://www.startupresearcher.com/news/cesiumastro-secures-470-million-to-scale-space-and-defense-communications