【要点】

・JAXAは2月3日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から計6機の超小型衛星を放出した。

・放出はJAXAの小型衛星放出機構(J-SSOD)を用い、同日中に計3回に分けて実施された。

・メキシコ初の火山観測衛星「Gxiba-1」は、国連宇宙部(UNOOSA)との連携枠組みで選定された。

・日本からは、高校生が主体となって開発・製造した「HMU-SAT2(てるてる)」が放出に成功した。

・「てるてる」は、LED光を用いた宇宙からのメッセージ送信や簡易光通信技術の基礎検証を行う。

・イタリア、タイ、マレーシアの大学や機関が開発した通信・観測実験機も軌道投入された。

・ISSとは高度約400kmを周回する有人施設であり、LEO(低軌道)での実験拠点として機能する。

・報道によると、今回のミッションの一部はJAXAから事業移管を受けた民間企業2社が放出事業を担当した。

【編集部コメント】

今回の放出は、途上国の宇宙開発支援(KiboCUBE)や国内の教育・産業振興など、多角的な枠組みが統合されたミッションである。特に、放出事業の民間移管が着実に進展しており、低軌道利用の商業化を象徴する事例といえる。宇宙環境を教育や技術実証の場として広く提供し続ける「きぼう」の有用性が改めて示された格好だ。

【出典情報】

公式リリース:JAXA(有人宇宙技術部門「きぼう」利用のご案内)|「きぼう」から超小型衛星6機放出に成功!
https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/pickout/74391.html

参照情報(報道):JAXA(プレスリリース)|JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づく第6回選定のメキシコ衛星の「きぼう」からの放出
https://www.jaxa.jp/press/2026/02/20260209-1_j.html