【要点】

・スイスのWISeKeyが、AIロボティクス事業と低軌道衛星ネットワークの統合計画を発表した。
・同社のロボットプラットフォームであるWiseRobot.chを、WISeSat.Space衛星網に接続する。
・通信の保護には、子会社SEALSQの耐量子暗号(PQC)技術をハード・ソフト両面に採用。
・2026年第2四半期の衛星打ち上げに合わせ、ロボットと衛星間の通信実証(PoC)を行う。
・量子コンピュータによる将来的な暗号解読リスクに対応した、世界初の自律型システムを目指す。
・宇宙空間と地上のインフラを横断し、データの真正性と機密性を担保する通信基盤を構築する。
・エッジAI搭載ロボットにセキュアなデジタルIDを付与し、人間との信頼性の高い相互作用を実現。
・遠隔地やインフラ未整備地域でも、高度なAIロボットの安全かつ自律的な運用が可能になる。

【編集部コメント】

宇宙インフラと自律型ロボティクスの統合において、耐量子暗号を設計段階から組み込んだ点は先駆的である。
量子計算時代の脅威を見据え、衛星通信を介したAIの信頼性と説明責任をハードウェアレベルで担保する本プロジェクトは、安全保障や極地探査など、極めて高い機密性が求められる次世代ロボット運用の新たな標準となる可能性が高い。

【出典情報】

公式リリース
WISeKey to ConnectWISeRobot.CH to the WISeSat.Space Constellation protected by SEALSQ Post-Quantum Cryptography;

参照情報(報道)
The Manila Times
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