【要点】

・AMDは宇宙グレードのアダプティブSoCであるVersal AI Core XQRVC1902のパッケージを強化した。
・高度なパッケージング技術の導入により、宇宙ミッションの運用寿命を最大15年まで延長可能とした。
・MIL-PRF-38535のClass Y規格に準拠し、極限環境下での高い信頼性と放射線耐性を実現する。
・静止軌道衛星や月探査、深宇宙探査機における高度なオンボードAI処理をサポートする。
・軌道上でのリアルタイムなデータ解析を可能にし、地上への通信帯域の効率的な利用を促進する。
・2026年にサンプリングを開始し、2027年には飛行実証済み製品 of 提供を開始する予定。
・長期運用が求められる宇宙資産に対し、将来の機能更新にも対応可能な柔軟なプラットフォームを提供する。
・今後Versal RFシリーズやAI Edge Gen 2製品も宇宙向けに順次展開される。

【編集部コメント】

宇宙ミッションの長期化と高度化が進む中、半導体の信頼性と性能の両立は不可欠な課題となっている。
AMDが打ち出した15年の寿命延長とClassY規格への対応は、高額な衛星インフラの持続可能性を飛躍的に向上させる。
AI処理のオンボード化は自律運用を加速させる鍵であり、同分野での競争は今後さらに激化すると予想される。

【出典情報】

公式リリース
AMD Expands Space-Grade Portfolio, Enhances In-Orbit Processing Capability and Extends Mission Timelines

参照情報(報道)
EE Times Asia