【要点】

・米宇宙軍のショーン・ブラットン副作戦部長が「宇宙軍2040」イベントで将来構想を語った。
・宇宙を単なる支援領域ではなく、衛星が標的となる「戦闘領域」として再定義した。
・従来の監視や打ち上げ支援から、軌道上での能動的な防衛と脅威抑止へと役割を拡大する。
・「動的宇宙作戦(DSO)」を導入し、宇宙資産の抗堪性と戦術的柔軟性を向上させる。
・軌道上での機動や奇襲といった、従来の戦法を宇宙空間でも実行可能にすることを目指す。
・中国やロシアによる対衛星兵器の開発など、増大する脅威への対抗を最優先事項に据える。
・カウンタースペース能力の拡充や、衛星アーキテクチャの多層化による防衛力強化を図る。
・民間企業の技術革新を迅速に取り入れ、防衛システムの配備サイクルを加速させる方針。

【編集部コメント】

宇宙空間が支援領域から戦闘領域へと変容する中、米宇宙軍は受動的な監視から能動的な防衛への転換を急いでいる。
特に、動的宇宙作戦(DSO)の導入は、軌道上での機動性を高め、敵対勢力の攻撃を抑止する上で中核的な概念となる。
民間技術の積極活用を含め、従来の慣習を打破する迅速な組織変革が求められている。

【出典情報】

公式リリース

なし

参照情報(報道)
SpaceNews
Air & Space Forces Magazine