【要点】

・中国航天科技集団が今後5年間の宇宙開発における新たな戦略目標を公表した。
・第15次5カ年計画の一環としてギガワット級の宇宙デジタル基盤の構築を目指す。
・クラウドとエッジコンピューティングを統合した軌道上でのデータ処理を実現する。
・膨大な計算能力と記憶容量を確保し地上でのエネルギー消費の抑制を図る。
・宇宙太陽光発電を主要な動力源として活用し大規模なAI処理を支える。
・データ通信の遅延を最小化しリアルタイムな情報利活用をグローバルに提供する。
・宇宙旅行の商用化や小惑星からの資源採掘技術の開発も併せて推進する。
・米国民間企業が進める同様の構想に対抗する戦略적意図がある。

【編集部コメント】

中国の第15次5カ年計画に盛り込まれた本構想は、地上の電力不足という課題を宇宙空間の太陽光発電で解消しようとする野心的な試みである。
米国企業が先行する宇宙データセンター分野への本格参入は、AI覇権を巡る競争が軌道上へと拡張したことを示唆しており、将来的な安全保障上の重要性も極めて高い。

【出典情報】

公式リリース
China unveils ‘space+’ ambitions for tourism, mining and more

参照情報(報道)
Space.com
共同通信 / Science Portal China