【要点】

・FAA(連邦航空局)がケネディ宇宙センター第39A発射場(LC-39A)でのスターシップ運用を正式に承認。
・年間の打ち上げ回数を最大44回、着陸回数を最大88回とする野心的な運用計画が許可された。
・今回の承認は16カ月にわたる環境影響評価(EIS)の完了と意思決定記録(ROD)の発行に基づく。
・本決定によりスターシップの商用および有人月面着陸ミッションの拠点がフロリダ州に確立される。
・当局は騒音や航空交通への影響を精査した結果、宇宙産業の発展による利益がこれらを上回ると判断。
・SpaceXはLC-39Aでのスターシップ運用に特化するため、同射場でのファルコン9の打ち上げを終了させた。
・最初の打ち上げは2026年後半を目指しており現在も発射台などのインフラ整備が急ピッチで進んでいる。
・本承認はアルテミス計画のスケジュール維持と米国の宇宙競争力確保において不可欠な一歩とされる。

【編集部コメント】

歴史的なLC-39Aでの運用承認は、スターシップが実験から商用運用へ移行する重要な節目だ。
アルテミス計画等の大型ミッションに向けた拠点が確立された一方、年44回という高頻度な運用は環境負荷や航空交通への影響も伴う。
規制当局が産業の発展を優先した判断を下した点は、米国の宇宙開発加速を象徴している。

【出典情報】

公式リリース
SpaceX Starship-Super Heavy Project at Kennedy Space Center Launch Complex 39A

参照情報(報道)
Universe Space Tech