【要点】
・中国航天科技集団(CASC)が開発中の新型ロケットエンジンの燃焼試験を実施した。
・本試験は再使用型ロケットへの搭載を目的とした大推力エンジンが対象である。
・液体酸素とケロシンを燃料とし、130トン級の推力を発生させる能力を持つ。
・陝西省西安市にある試験施設において試験が行われたことが判明。
・飛行中の複数回の再着火や推力の微調整といった、再使用に不可欠な機能を検証。
・高い耐久性と信頼性を確保しつつ、打ち上げコストの大幅な削減を目指している。
・次世代有人ロケット「長征10号」のブースター再使用化に繋がる重要な成果。
・2030年までの有人月探査計画を支える輸送能力の強化が主目的である。
【編集部コメント】
中国が国家戦略として進める宇宙輸送システムの再使用化は、SpaceXの独占に対抗する上で極めて重要な局面にある。
大推力エンジンの燃焼試験成功は、低軌道への大量輸送を安価に提供する基盤が整いつつあることを示している。
これは有人月探査や宇宙ステーションの維持管理を支える、戦略的インフラ構築の一環として位置付けられる。
【出典情報】
公式リリース
なし
参照情報(報道)
Chinese Leap in the Space Race: Testing a New Engine for Reusable Rockets with Massive Thrust(Tesaa World)
China tests new 130-ton reusable liquid oxygen kerosene engine(CGTN)