【要点】
・カナダ国防省は宇宙状況把握能力を高めるため独自の監視ネットワーク構築を加速させている。
・本計画は米国の情報提供に依存せず自国で軌道上の脅威を検知する体制の確立を目的とする。
・2026年に打ち上げ予定のマイクロ衛星Redwingは低軌道から月近傍までの物体を追尾する。
・アルゴンキン州立公園に位置する冷戦時代の電波望遠鏡をEarthfenceとして再稼働させた。
・民間企業ThothX의技術を活用し静止軌道上の衛星やデブリを高精度で監視する仕組みを整える。
・数億ドル規模のSurveillance of Space 2プロジェクトにより既存の監視衛星の後継機を導入する。
・第3カナダ宇宙師団が運用を統括し北極圏を含む広範囲な領域の安全保障を強化する方針である。
・本取り組みは宇宙における国家主権の維持と同盟国への貢献の両立を狙っている。
【編集部コメント】
軌道上でのエッジコンピューティング能力の強化は、地上へのデータダウンリンク帯域の節約と迅速な分析結果の取得を可能にする重要な技術です。2034年までにエッジ計算機能を備えた衛星が4倍に増えると予測される中、サイダス・スペースの柔軟なプラットフォームと高度なAI技術の統合は、次世代の宇宙インフラ構築を加速させる一環として位置付けられます。
【出典情報】
参照情報(報道)
The Walrus