【要点】

・古野電気と米国ゾナ・スペース・システムズが技術協力に関する覚書を締結した。

・低軌道(LEO)衛星を用いた次世代のPNTソリューションの共同開発を目指す。

・PNTとは、測位・航法・タイミング(位置特定と正確な時刻同期)を指す技術である。

・LEOとは、高度2,000km以下の低軌道であり、既存のGPS衛星より地球に近い。

・ゾナが構築を進める低軌道衛星群「PULSAR」の信号を受信・処理する技術を開発する。

・従来のGNSS(全地球測位衛星システム)に比べ、より強力で妨害に強い信号の実現を図る。

・自動運転、産業用ロボット、重要インフラに不可欠な高精度測位の提供を目的とする。

・両社は早期の市場投入を目指し、受信用ハードウェアの統合および実地検証を加速させる。

【編集部コメント】

既存のGPS(MEO衛星)に依存した測位インフラに対し、低軌道衛星による補完システムは、宇宙安全保障と産業競争力の両面で重要性が高まっている。本提携は、船舶用電子機器大手の国内企業が、米国の新興衛星インフラを活用し、次世代の測位標準獲得を目指す戦略的な一環として位置付けられる。

【出典情報】

公式リリース
古野電気 – 古野電気とXona Space Systems、LEO PNTソリューション開発で協業
https://www.mapion.co.jp/news/release/000000107.000089783-all/

参照情報(報道)
GPS World – Furuno and Xona Space Systems sign MOU to develop innovative LEO PNT solutions
https://www.gpsworld.com/furuno-and-xona-space-systems-sign-mou-to-develop-innovative-leo-pnt-solutions/

Space Media – 古野電気とXona Space Systems、低軌道PNTで協業
https://spacemedia.jp/news/17969