【要点】
・2026年2月12日、iQPS Inc.は小型SAR衛星5号機の商用運用を再開すると発表した。
・当該衛星は「Tsukuyomi-I」の愛称を持ち、2023年12月にElectronで打ち上げられた。
・2024年9月、宇宙放射線の影響により送信部の一部に不具合が生じ、電気系統が故障。
・同年9月11日より商用運用を停止し、代替の通信経路の確立と検証作業を継続してきた。
・2025年7月に通信の再確立、翌8月には試験的なSAR画像取得に成功し、復旧が前進。
・約1年5ヶ月にわたる段階的な検証を経て、SARデータの商用基準適合を確認した。
・今後はアーカイブ画像の販売を開始し、商用ミッションのポートフォリオへ正式復帰する。
・軌道上での復旧成功は、衛星運用のノウハウ蓄積と設計の冗長性を実証する事例となる。
【編集部コメント】
通信不具合から1年半を経て商用復帰させた実績は、iQPS Inc.の運用技術の高さと設計の堅牢性を裏付ける。SARコンステレーション事業において、衛星寿命の最大化は長期的な収益安定性に直結する。今後は蓄積されたアーカイブデータの活用拡大により、データプラットフォームとしての価値向上が期待される。
【出典情報】
公式リリース
小型SAR衛星QPS-SAR5号機「ツクヨミ-Ⅰ」商用運用の再開に関するお知らせ(iQPS Inc.)
https://i-qps.net/news/3446/
参照情報(報道)
QPSホールディングス、小型SAR衛星5号機が商用運用再開(財経新聞)
https://www.zaikei.co.jp/article/20260213/843057.html
QPS研究所、小型SAR衛星5号機 「ツクヨミ-Ⅰ」の商用運用を再開–2024年9月に不具合(UchuBiz)
https://uchubiz.com/article/new69009/