【要点】

・オーストラリアの宇宙スタートアップ企業Sunburnt Spaceは、2026年3月に準軌道(サブオービタル)ロケットの打ち上げを実施する。
・本ミッションは、同社が開発した新型ロケットの飛行性能検証および宇宙環境下での技術実証を主な目的としている。
・打ち上げ場所は南オーストラリア州のKoonibba Test Rangeが予定されており、現地の商業打ち上げインフラを活用する。
・同社のロケットは、低コストかつ短期間で宇宙空間へのアクセスを提供する「オンデマンド型」の輸送サービスを目指して設計されている。
・今回の試験飛行では、ペイロード(搭載物)の回収システムやリアルタイムのテレメトリ伝送技術の精度を確認する。
・報道によると、オーストラリア国内の宇宙関連企業や研究機関からの試験機材が複数搭載される見込みである。
・オーストラリア宇宙庁(AS)による国内打ち上げライセンスの取得プロセスが完了し、実施に向けた最終準備段階に移行した。
・本成功を通じて、国内における打ち上げ実績を積み上げ、豪州宇宙産業のサプライチェーン強化と国際的な競争力向上を狙う。

【編集部コメント】

Sunburnt Spaceによる今回の発表は、豪州国内における商業打ち上げ能力の具体化を示す重要な進展である。政府の支援を背景に、Koonibba Test Rangeのような国内インフラを活用した実証が進むことで、豪州は従来の地上局運用だけでなく「射場・輸送」を含めた包括的な宇宙ハブへの転換を図っている。準軌道輸送は、超高速通信や防衛技術、さらには将来的な軌道投入に向けた不可欠な技術ステップであり、同社の成功は豪州発のニュースペース企業がグローバルな輸送市場へ参入するための試金石となるだろう。

【出典情報】

公式リリース
Australia’s Newest Rocket Flies for Customers This March(Sunburnt Space Co.)
https://sunburntspace.com.au/australias-newest-rocket-flies-for-customers-this-march/
参照情報(報道)
Sunburnt Space confirms March window for suborbital rocket launches(Space Connect)
https://www.spaceconnectonline.com.au/launch/6945-sunburnt-space-confirms-march-window-for-suborbital-rocket-launches