【要点】
・米国の宇宙インフラ企業Momentusは2026年2月12日、米国空軍および米航空宇宙局(NASA)との契約におけるマイルストーン達成に伴い、総額約190万ドルの支払いを受領したと発表した。
・本支払いは、2026年1月に米国空軍研究開発局(AFRL)のSpaceWERX部門およびNASAから受け入れた成果物に対するものである。
・受領項目には、低コストな近傍運用(RPO)用センサー群の認定・統合や、電力処理ユニット(PPU)およびエネルギー管理システムの統合が含まれる。
・同社はこれらの先端技術を、2026年3月以降に予定されているSpaceXのライドシェアミッション「Transporter 16」にて、軌道サービス機(OSV)Vigoride 7を用いて実証する計画である。
・さらにNASAからは、宇宙空間での結晶成長技術(COSMIC)や回転デトネーション・ロケットエンジン(RDRE)の軌道上デモンストレーションに向けた成果物に対しても支払いが行われた。
・結晶成長技術およびRDREのデモンストレーションは、2027年のミッションでの実施が予定されている。
・MomentusのJohn Rood CEOは、今回の支払いは製造および運用能力に対する政府顧客からの信頼の証であり、重要なプログラムが前進している指標であると強調した。
・同社は今後もマイルストーンの達成に応じ、2026年を通じてAFRLおよびNASAから追加の支払いを受けることを見込んでいる。
【編集部コメント】
Momentusによる今回の資金受領は、経営難が懸念されていた同社にとって、技術的信頼性とキャッシュフローの健全性を当局が一定評価したことを示す重要な節目である。特にOSV(軌道サービス機)による電力管理や推進システムの軌道上実証は、将来の衛星延命やデブリ除去等のインフラ事業の成否を分ける。政府からの着実なマイルストーン支払いは、単なる研究資金以上に、商用宇宙サービスの社会実装に向けた有力なバックアップとして機能し、投資家へのポジティブなシグナルとなるだろう。
【出典情報】
公式リリース
Momentus Receives Payments for Successful Execution of Cutting-edge U.S. Air Force and NASA Contracts(Momentus Inc.)
https://www.businesswire.com/news/home/20260212833078/en/
参照情報(報道)
Momentus receives $1.9 million from NASA and Air Force contracts(StreetInsider)
https://www.streetinsider.com/Corporate+News/Momentus+receives+%241.9+million+from+NASA+and+Air+Force+contracts/25987636.html
Momentus Receives Payments for Successful Execution of Cutting-edge U.S. Air Force and NASA Contracts(Stock Titan)
https://www.stocktitan.net/news/MNTS/momentus-receives-payments-for-successful-execution-of-cutting-edge-ev1cqae7242n.html