【要点】

・中国はJiuquan Satellite Launch Centerから再使用型の実験宇宙機をLong March 2Fで打ち上げた。
・本ミッションは通算4度目の軌道飛行とされ、当局からの詳細は限定的である。
・中国側は再使用型宇宙機に関する技術検証を目的とする旨を示している。
・機体は低軌道に投入され、ミッションが開始されたと報じられている。
・過去のミッションでは、軌道上で複数の物体を放出したとみられる事例や、近接運用が疑われる動きが観測されてきた。
・第3回ミッションは約268日にわたり運用された後に帰還したとされ、長期運用の実績を積み上げている。
・活動の透明性が低い点から、米国のX-37Bと比較されることが多い。
・第4回ミッションでも、再使用運用や軌道上での運用技術に関する検証が進む可能性がある。

【編集部コメント】

中国の再使用型宇宙往還機は、詳細を伏せたままでも飛行回数を重ね、長期運用の実績も積み上げている。約1年強の間隔で第4回に移行したことで、再使用を前提とした整備・運用サイクルの確立が進んでいることがうかがえる。軌道上での挙動が継続的に注目される中、透明性の不足は安全保障面の懸念とも結びつきやすく、各国の宇宙状況監視と情報開示の重要性を改めて浮き彫りにしている。

【参照情報】
参照記事
China launches its mysterious reusable ‘space plane’ into orbit
https://starlust.org/china-launches-its-mysterious-reusable-space-plane-into-orbit/
参照記事
China’s mysterious Shenlong space plane recently launched on its 4th mission. What is it doing up there?
https://www.space.com/space-exploration/launches-spacecraft/chinas-mysterious-shenlong-space-plane-recently-launched-on-its-4th-mission-what-is-it-doing-up-there