【要点】
・中国の民間ロケット企業LandSpaceは、再利用型Zhuque-3(ZQ-3)の回収試験を2026年第2四半期に再度実施する計画を示した。
・同社は国連外気圏平和利用委員会(COPUOS)の科学技術小委員会(STSC)第63回会合に参加し、技術開発の進捗を共有した。
・開発中のZhuque-3は、ステンレス製機体とメタンエンジンを採用し、高頻度な再利用と低コスト化を目指している。
・会合では、宇宙ゴミの削減や宇宙活動の持続可能性(LTS)に関する民間セクターの役割が議題となった。
・LandSpaceは再利用型運用が発射効率の向上やコスト低減、持続可能な宇宙活動に資する点を技術面から説明した。
・同社はこれまでの試験結果を踏まえ、着陸プロセスの最適化を進めた上で次回試験に臨むとしている。
・各国代表との交流では、後続計画に加え、上段の制御再突入やスペースデブリ低減策なども論点として扱われた。
・回収試験の結果次第で、2026年第4四半期に初の回収・再使用飛行を試みる方針を示している。
【編集部コメント】
LandSpaceがCOPUOSの場でZhuque-3の工学的知見やデブリ低減の取り組みを説明したことは、中国の民間企業が国際的な議論への関与を強めていることを示す。再利用型ロケットは経済性だけでなく、持続可能性の観点でも運用設計が問われる領域だ。試験計画を具体化しつつ、国際的なLTS要請と接続して語る姿勢は、グローバル市場での信頼形成にも直結していく。
【参照情報】
公式リリース
蓝箭航天受邀参加联合国外空委科技小组委员会第63届会议
https://www.landspace.com/news-detail.html?itemid=68
参照記事
China’s LandSpace to resume reusable rocket test
https://qazinform.com/news/chinas-landspace-to-resume-reusable-rocket-test-a18759