要点
  • 2026年4月30日21時00分(モスクワ時間)、Baikonur CosmodromeのSite 45から新型ロケットSoyuz-5が打ち上げられた。
  • Soyuz-5はIrtysh、カザフスタン側ではSunkarとも呼ばれる新世代の中型ロケット。
  • 今回のミッションは飛行試験で、GMMと呼ばれる模擬ペイロードを搭載した。
  • 飛行はサブオービタルで実施され、第1段と第2段は計画通り作動した。
  • GMMは計画されたサブオービタル軌道に投入され、太平洋上の制限区域で再突入・落下した。
  • 第1段には世界最強級の液体燃料エンジンとされるRD-171MVを搭載し、低軌道へ最大約17トンの輸送能力を持つ。
  • 推進剤にはケロシン系燃料と液体酸素を使用し、従来のProtonで使われた毒性の強い推進剤からの転換を図る。
  • 打ち上げはロシアとカザフスタンのBaiterek計画の一環で、旧Zenit関連インフラを活用した。

編集部コメント
度重なる延期と地政学的な制約を乗り越え、ついにSoyuz-5が空へ上がりました。このロケットは、ロシアにとって単なる新型機ではなく、ウクライナ製コンポーネントからの脱却と、SpaceXのFalcon 9に対抗しうる中型機を確保するための生存戦略そのものです。カザフスタンとの連携のもと、このロケットが国際市場でどこまで存在感を示せるか、今後の商用運用の進展が注目されます。

参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
Soyuz-5 carrier rocket launched from Baikonur

https://tass.com/science/2125229

参照記事
Soyuz-5 lifts off the first time

https://www.russianspaceweb.com/soyuz5-flight1.html