要点
- York Space Systemsは2026年4月30日、英国のALL.SPACEを買収する最終契約を締結したと発表した。
- ALL.SPACEは買収完了後、York Space Systemsの完全子会社として運営される予定。
- 買収完了は規制当局の承認と通常の完了条件を前提に、2026年第3四半期が見込まれている。
- ALL.SPACEは、衛星通信端末とマルチネットワーク接続ソリューションを手がける企業。
- 同社のHydra Terminal Rangeは、LEO、MEO、GEO、HEOの各ネットワークに対応するソフトウェア定義型端末。
- Hydraは複数リンク、複数軌道、複数周波数帯の接続を同時に扱い、移動体向けの通信継続性向上を狙う。
- York Space Systemsは、商業・政府ネットワークをまたぐ通信エコシステム構築を買収の狙いとしている。
- 今回の買収は、衛星製造・宇宙システム企業が地上端末や通信サービスまで垂直統合を進める動きの一例。
編集部コメント
York Space SystemsによるALL.SPACE買収は、宇宙通信の競争軸が衛星本体だけでなく、複数の軌道やネットワークを横断して使える端末・接続能力へ広がっていることを示します。防衛や災害対応では、単一ネットワークへの依存を減らす通信の冗長性が重要です。ALL.SPACEの技術を取り込むことで、York Space Systemsは宇宙機から地上端末までを含む通信基盤の提供に近づくことになります。
参照情報
一次情報(公式発表、PRサイト等)
York moves to add multi-orbit satcom terminals through ALL.SPACE buy
参照記事
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