要点
- 複数のネットメディアによると、米国宇宙軍はSDA衛星調達契約「Andromeda IDIQ」の総枠を当初の18.43億ドルから約44億ドル積み増し、62.43億ドルとする方針を打ち出した。
- Andromeda IDIQは、宇宙ドメイン認識(SDA)衛星の高度ソリューション調達ビークルで、RG-XX偵察衛星プログラムとSG-XX監視衛星プログラムの双方を対象とする。
- 今回の枠拡大は軌道上監視能力の緊急増強を反映したもので、米国宇宙軍は2030暦年から本格化するとされる脅威環境への対応として、FY27予算要求で宇宙ベースのドメイン認識プログラムへの追加配賦を行ったとされる。
- 現行Andromeda IDIQの契約事業者は14社:Anduril Industries、Astranis Space Technologies、BAE Systems Space Mission Systems、General Atomics Electromagnetic Systems、Intuitive Machines、L3Harris Technologies、Lockheed Martin、Millennium Space Systems(Boeing傘下)、Northrop Grumman、Quantum Space、Redwire Space Missions、Sierra Space、True Anomaly、Turion Space。
- 案件単位のタスクオーダー金額は、調達公示文書上、24.4万ドル〜850万ドルの範囲とされている。
- 将来的にはRG-XX偵察衛星に加え、別枠のSG-XX監視衛星コンステレーションについても本IDIQから調達する見込みである。
- ただ、米国宇宙軍・Space Systems Command(SSC)・Department of Warのいずれからも公式リリース等の一次情報は確認できていない。
編集部コメント
発足から約2年で総枠を3.4倍に拡大した点は、宇宙軍が宇宙ベースSDAをニッチ能力ではなく主軸成長プログラムと位置付け始めたことを示唆し、競合国の軌道上資産拡大への対応色が強い。IDIQ方式は調達側に競争性を残しつつ、RG-XX・SG-XXの量産リスクをサプライヤ側に分散する構造となっており、案件規模は複数機の量産ロットに耐える水準まで引き上げられた。
参照情報
参照記事
Space Force boosts contract ceiling for Andromeda space monitoring sats to $6.2B
参照記事
Space Force Adds $4B to Andromeda Contract for Surveillance and Recon Satellites
https://www.airandspaceforces.com/space-force-andromeda-rg-xx-sg-xx-contract/