要点
  • 複数のネットメディアによると、米国宇宙軍は2026年5月5日、Anduril Industriesに対し宇宙監視ネットワーク(SSN)の機能強化・拡張を目的とした1億0,300万ドルの契約変更(P00008)を発注した。
  • これにより既存IDIQ(Indefinite-Delivery/Indefinite-Quantity)契約の総上限額は2億ドルに引き上げられ、同社の宇宙領域認識(SDA)近代化の対象範囲は事実上倍増した。
  • 中核目的は次世代通信基盤『SDANet』の開発・配備継続で、老朽化・分断状態のレガシーシステムを置き換え、地上センサー・軌道資産・指揮ノード間で低遅延・分散型メッシュ接続を提供する構想だ。
  • 基盤にはAnduril独自のLatticeソフトウェアプラットフォームが採用され、同社は同プラットフォームをマルチドメイン資産横断の統合C2ファブリックと位置付けている。
  • 実施場所はカリフォルニア州コスタメサの同社本社、コロラド州コロラドスプリングス、および世界各地のSDANetノード設置地点とされる。
  • 米国宇宙軍司令部は近代化ネットワークの完全配備を2026年末までに完了することを必須要件とし、近代化センサー・メッシュ基盤の継続開発と維持は2027年9月23日まで継続される。
  • 今回の契約は、2024年末にAndurilがSSN近代化に着手した9,970万ドル契約の上に積み上げる形となる。
  • ただ、宇宙軍公式リリースやAndurilプレスなど、公式リリースなどの一次情報は確認できていない。
編集部コメント
今回の拡張により、AndurilはSpace Forceのメッシュネットワーク型SDAレイヤーの事実上の統合事業者としての地位を一段強化し、従来型の既存事業者が本契約パイプラインに食い込む余地は小さくなった。Space Command要件である2026年末までの運用堅牢化・認証完了が、配備完了とは別軸での第2トランシェ判定の節目となる。
参照情報
参照記事
Accelerating Advances in Satellite Technology: The New Era of LEO Constellations

https://orbysa.com/news/misc/2026-05-08-accelerating-advances-in-satellite-technology-the-new-era-of-leo-constellations

参照記事
Anduril Secures $100M Modification to Modernize Space Surveillance Network

https://satnews.com/2026/05/07/anduril-secures-100m-modification-to-modernize-space-surveillance-network/