要点
- 韓国の小型衛星企業Nara Space Technologyは、韓国の地方自治体としては初の海洋観測衛星と位置付けられる「BusanSat」を、釜山広域市および韓国天文研究院(KASI)と共同で打ち上げた。
- BusanSatは質量12kg、12U規格のキューブサット型プラットフォームで、寸法は約20×20×30cm、Nara Spaceが製造を担当した。
- ペイロードには「Polcube」と命名された偏光カメラを搭載し、従来の光学カメラでは捉えにくい大気中微粒子(PM)の特性解析を目的とする。
- Polcubeは、釜山港、朝鮮半島西海岸、近海太平洋上空の微粒子観測の精度向上を狙う。
- 運用初年度はBusanSatが大気微粒子・大気条件のデータを収集し、釜山市のデータ駆動型港湾管理と環境政策を支援する。
- Nara Space Technologyは、韓国唯一の統合型商業衛星サービス事業者と位置付けられ、過去にはObserver-1A等の商業スモールサットを開発・運用してきた。
- 今回の打ち上げは、釜山市とKASIが先に発表した海洋観測超小型衛星整備の加速方針を実現するもので、衛星由来データへの地方自治体投資の事例となる。
- BusanSatはNara Spaceにとって、地方自治体規模の地球観測サービスにおける役割を一段拡大するとともに、韓国国内における地方政府主導の宇宙データインフラ整備の初期事例の一つを構成する。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
Korea’s Only Integrated Satellite Service, Nara Space – Media
参照記事
Nara Space launches BusanSat to boost South Korea ocean observation – CHOSUNBIZ
https://biz.chosun.com/en/en-science/2026/05/07/3R4ZD25SIFEH3FFQ3QJKFFBW24/?outputType=amp