要点
- 欧州宇宙機関(ESA)は同庁技術ポータルで、General Support Technology Programme(GSTP)を通じ宇宙サイバーセキュリティ活動を強化していると公表した。
- 具体策として、宇宙システム保護向け『(サイバー)セキュリティ製品』ポートフォリオに対する産業界向けオープンコール(対象期間2026-2028年)を実施し、非拘束の関心表明の締切を2026年1月30日と設定した。
- 選定開発成果は、複雑なセキュリティ機能を独立・交換可能なコンポーネントに分解するモジュール型セキュリティアーキテクチャに統合され、システム全体の再設計を伴わずモジュール単位の追加・更新が可能となる構成だ。
- ESAは本アプローチを、実績あるセキュリティ製品の利用による商用化・産業化加速、再エンジニアリング作業の削減、欧州宇宙計画向け開発タイムライン短縮に資すると位置付ける。
- 補完策として、2026年5月7日にESTEC技術センターで1日サイバーセキュリティ・ワークショップを開催、産業界・専門家・ESAチームを集めGSTP内サイバーセキュリティ・ビルディングブロックの将来像を議論し、今後活動に向けたパートナーシップ/コンソーシアム形成を支援した。
- 広範な計画サイクルを規定する2026-2028 GSTP Compendiaは202件の活動を含み、汎用技術、人工知能、デジタル化、量子技術、サイバーセキュリティを横断する。
- ESAがGSTPモジュール型アーキテクチャ概念を継続採用する姿勢は、ミッション個別のセキュリティスタックではなく再利用可能・相互運用可能なセキュリティ構成要素を選好する調達志向を示す。
- 2026-2028 Compendiaのサイバーセキュリティ枠への総拠出額や、初期に成果を取り込む対象プログラムは開示されていない。
- 優先資金配分が想定されるサプライヤー一覧や短候補技術領域も公表されていない。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
Strengthening Space Cybersecurity through ESA’s GSTP
参照記事
Open call for industry: (Cyber)security Products for Space Systems Protection 2026-2028