要点
- スウェーデン軍は、同国初の軍事偵察衛星を低軌道に投入したと発表し、Planet LabsおよびICEYEとFMV(スウェーデン国防装備庁)契約で調達する約10機構成のコンステレーションの運用配備を開始した。
- 初号機はPlanet Labs製で、米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9により打ち上げられた。
- スウェーデン軍はもともと2030年を運用能力獲得目標としていたが、今回の運用入りで当初計画より約4年前倒しの達成となったとしている。
- 2026年1月公表のFMV契約では、Planetの光学地球観測衛星群を保有する形で、高分解能画像・解析能力にアクセスする。
- ICEYEはフィンランド企業で、雲量・夜間を問わない撮像が可能なSAR衛星と、データ・ソフトウェア・地上系をスウェーデン側に供給する。
- 運用上はNATOの集合的宇宙状況認識(SSA)への寄与と、スウェーデン国防インテリジェンス要件への対応を両立する。
- スウェーデンは欧州諸国の中で独自軍事宇宙能力を運用する最小規模の国家の一つとなり、2024年のNATO加盟以降の同盟全体の宇宙認識能力拡大に資する。
- FMVは、複数年調達の追加衛星を段階的に投入し、約10機目標の構築を進めるとしている。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
Swedish Armed Forces Invests in Space Capabilities
参照記事
Sweden’s first military satellite in orbit
https://nordicdefencesector.com/en/article/first-swedish-military-satellite-in-orbit