要点
- 米国偵察局(NRO)は2026年5月11日、米宇宙軍宇宙打上げデルタ30およびSpaceXと連携し、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地のSLC-4Eから「NROL-172」ミッションを打ち上げた。
- Falcon 9ロケットによる打ち上げは東部夏時間午後10時13分(5月12日協定世界時2時13分)に行われ、NROが進める新たな「proliferated architecture(増殖型アーキテクチャ)」に基づく13回目の打ち上げとなった。
- 同コンステレーションの衛星はSpaceXとノースロップ・グラマンが共同で製造しているが、軌道パラメータや搭載数、運用詳細は非公開。
- proliferated architectureプログラムは2024年5月のNROL-146で始まり、これまでヴァンデンバーグからFalcon 9のみで打ち上げられている。
- Falcon 9第1段は離陸から約8.5分後、太平洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」に着船し、当該ブースターは2回目の飛行を完了した。
- NROはミッションエンブレムを通じ「strength in numbers」戦略を強調し、大型単機衛星より多数の小型衛星による耐故障性を打ち出している。
- NROL-172は2026年のFalcon 9打ち上げ55回目で、うち44回はStarlink増設用となっている。
- proliferated architectureはNRO従来資産比で信号・画像収集量を桁違いに拡大する設計とされる。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
NRO、SpaceX Falcon 9でNROL-172を打ち上げ(NRO公式)
参照記事
SpaceX、カリフォルニアから米国の偵察衛星NROL-172を打ち上げ
参照記事
Falcon 9、月曜にバンデンバーグ宇宙軍基地からNROL-172ミッションを打ち上げ予定