要点
- ST Engineering iDirectの米政府・防衛向け部門iDirect Governmentは2026年5月14日、衛星通信能力を強化する新製品「450 Rackmount Software-Defined Modem」をリリースしたと発表した。
- 本製品は同社のソフトウェア定義型衛星ネットワーキング・ポートフォリオの一翼を担い、高スループット、波形の柔軟性、輻輳・妨害環境下での迅速な再構成が求められる固定テレポート、衛星ゲートウェイ、レジリエントなC2環境への展開を想定する。
- ソフトウェア定義モデムは、ハードウェア更改を伴わずに波形、暗号モード、ネットワーク役割を動的に切り替えられるため、防衛衛星通信の特徴となりつつあるマルチオービット・マルチネットワーク運用に適合する。
- iDirect Governmentの製品ラインは、米国防総省、米宇宙軍、米情報コミュニティおよび同盟国政府顧客のミッションクリティカルな衛星通信要件—レジリエントな二次通信経路、見通し外(BLoS)ネットワーキング—を主な対象とする。
- 450 Rackmountは、既存の高スループット・リモート端末およびネットワーク管理ソフトウェアを補完し、ゲートウェイからユーザー端末までを統合したスタックを構成する。
- 本リリースは、米国の防衛宇宙プログラム全般で進む「アジャイル波形」「マルチベンダー相互運用」「ソフトウェア定義アーキテクチャ」志向、特に増殖型LEOコンステレーションと耐性GEOアセットの併存を支える方向と整合する。
- iDirect Governmentは、ソフトウェア定義アーキテクチャが新興波形・軍事規格との迅速な統合を支えると強調する。
- 本リリースは米国防衛衛星通信産業基盤における同社の主要ベンダー地位を補強し、ハードウェア定義からソフトウェア定義へと地上局インフラがシフトする市場全体の動きを反映する。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
iDirect Government、衛星通信強化に向け450ラックマウント型ソフトウェア定義モデムをリリース
参照記事
iDirect Government、マルチオービット防衛向け450ラックマウント型ソフトウェア定義モデムを公開