要点
  • BAE Systemsは、米宇宙軍の次世代上空持続型赤外線・極軌道(NGP)プログラム向けに、センサーサブアセンブリおよびセンサーシステムコントローラを納入したと、2026年5月15日にコロラド州Broomfield発で発表した。
  • NGPは米宇宙軍に対し、ミサイル警戒、技術情報、戦域特性把握という高度な任務能力を提供する構想となっている。
  • 今回の納入により、ミッションペイロード「フライトユニット1」の全体組立工程は2028年打ち上げに向けたスケジュール通り進められる見通しとなる。
  • BAE Systems製のセンサーサブアセンブリは、光学系、ポインティング機構、制御エレクトロニクス、宇宙機側との電気バスインターフェースを供給し、センサーシステムコントローラは宇宙機本体と直接インターフェースし、コマンド受信、テレメトリ送出、センサ系統への電力変換、高精度ミラー指向制御を担う。
  • 当該ハードウェアは元々、より広範なNext Gen OPIRプログラムの静止軌道要素向けに設計されていたが、設計の柔軟性により短納期下でNGP(極軌道)ミッション用に再構成された。
  • BAE Systems Space & Mission SystemsのMilitary Space担当VP兼GMのThai Sheridan氏は、複数年にわたる困難な課題を乗り越え、全体組立次工程に向けて構成品を納入できたと述べた。
  • BAE Systemsは現在、2030年打ち上げ予定の2号機向けフライトユニットも並行して建造中である。
編集部コメント

BAE製のセンサーサブアセンブリとシステムコントローラは、いずれもNext Gen OPIRの静止軌道要素向けに設計されたハードウェアを、極軌道(NGP)ミッション用に短納期で再構成した経緯を持つ。本来GEO向けに最適化された機器を、ペイロード再設計のリスクを抑えながら別軌道アーキテクチャに転用できた点は、米国における宇宙センサ系の設計柔軟性と、二系列OPIRアーキテクチャ間でモジュールを共通化する戦略の進展を示している。2030年打ち上げ予定の2号機向けフライトユニットを並列建造中である事実は、NGPが単発実証ではなく二機体制の継続運用フェーズに移行していることを示し、Northrop GrummanのプライムコントラクトとBAEの主要構成品供給という役割分担も固まりつつある。

参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
BAE Systems、米宇宙軍のミサイル警戒衛星向けに次世代飛行ハードウェアを納入

https://www.baesystems.com/en-us/article/bae-systems-delivers-next-generation-flight-hardware-for-us-space-force-missile-warning-program

参照記事
BAE Systems、米宇宙軍のミサイル警戒衛星向けに次世代飛行ハードウェアを納入

https://www.prnewswire.com/news-releases/bae-systems-delivers-next-generation-flight-hardware-for-us-space-force-missile-warning-program-302773612.html

参照記事
BAE Systems、米宇宙軍の次世代ミサイル警戒衛星向けに重要飛行ハードウェアを納入

https://defence-industry.eu/bae-systems-delivers-key-flight-hardware-for-u-s-space-force-next-generation-missile-warning-satellites/