要点
- サイエンスアーツ(東京都渋谷区、フロントラインワーカー向けライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を提供)は2026年5月13日、KDDIが提供するスマートフォン直結型衛星通信サービス「au Starlink Direct」環境下でBuddycomのトランシーバー型音声通話実証に成功したと発表した。
- 本実証は、専用アンテナ不要でスマートフォン単体がStarlink Direct衛星と直接接続する形で、Buddycomが必要とする通信帯域要件を満たせば音声通話が可能であることを確認した内容となる。
- 「au Starlink Direct」は約650基のStarlink直接通信衛星を活用し、メッセージ送受信、位置情報共有、緊急地震速報、AI相談、対応アプリでのデータ通信などを提供する。
- KDDIのau人口カバー率は99.9%を超える一方、日本特有の地形により面積カバー率は約60%にとどまるとされ、本サービスは残り40%を含む全国カバーを意図する。
- Science ArtsはこれまでもBuddycom向けにStarlink Businessを提案してきたが、専用アンテナ設置・運搬の制約から移動中の車両や過酷な屋外現場で適用が難しかった。
- スマホ直結型のアプローチによりこれらの制約が外れ、電力・ガス等ユーティリティ非常時通信、山間部のダム・道路工事、送電線保守、林業、水産業など、圏外現場での業務無線・遠隔指示の用途が広がる見込み。
- サイエンスアーツは2026年夏頃のau Starlink Direct正式対応に向けて技術検証と開発を加速する。
- 今回の主たる検証対象はPTT(プッシュ・トゥ・トーク)音声通話で、映像配信やMAP通話には機能制限が掛かる可能性があるとされる。
- 同社は東証グロースに上場し、ノンデスクワーカー向け音声・映像コミュニケーションツールの国内シェア5年連続首位を報告している。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
Buddycom、衛星通信「au Starlink Direct」での実証に成功