要点
  • 米宇宙軍の宇宙システムズコマンド(SSC)とイノベーション部門SpaceWERXは2026年5月20日、低軌道・静止軌道とそれ以遠で確実かつ反復可能な再補給・整備のための商用技術を発掘・推進するため、2,000万ドル規模のIn-Domain Orbital Logistics Challengeを開始すると発表した。
  • 本挑戦では軌道上倉庫、推進剤分配・管理、軌道遷移機、精密計量・検査、確実な再補給・機動のための新規の軌道網メカニクスを検討対象とし、デポからクライアントへの分配ループを支える再使用・再給油可能な遷移機を重視する。
  • SSCは今夏、概念ペーパー、設計スプリント、机上演習、続くプロトタイプ製作と可能な範囲での限定飛行実証から成る複数段階の公開コンペティションを公示し、宇宙軍の運用者・ロジスティクス担当を交えた産業界ワークショップも実施する予定だ。
  • 連携組織には空軍研究所、戦闘軍コマンド、米国宇宙軍、DLAエネルギー、米国輸送軍、国防イノベーションユニットが含まれ、軌道上ロジスティクスに対する国防総省横断的な関心を反映する。
  • SMLのCarstetter大佐は本構想を、宇宙における機動戦を可能にする戦域型ロジスティクスネットワークの構築と位置付け、将来のデポ、遷移機、検証済み燃料取扱い基準が米軍にとっての予測可能性とリスクを低減すると述べた。
  • 本挑戦は2027年初頭にUSSF-23マニフェストで打上げ予定のSML2件の実証ミッションと並行する。
  • すなわちAstroscale U.S.のASPR給油機(2025年4月の6,100万ドル契約)とStarfish Spaceの軌道機動機Otter(本年初頭の5,450万ドル契約)である。
  • 宇宙軍は2027会計年度にOOSMLの予算要求を行わなかったが、議会は2025・2026会計年度合算で2,900万ドルを承認し、より広範なSML関連資金はRG-XX次世代偵察衛星の18億ドルのAndromeda契約等の正規プログラムを通じて流れる。
参照情報
一次情報(公式リリース、公式発表、PRサイト等)
米宇宙軍SSC、サービシング・モビリティ・物流SpaceWERXチャレンジを開始(公式)

https://www.ssc.spaceforce.mil/Newsroom/Article/4497505/space-systems-command-to-launch-servicing-mobility-and-logistics-spacewerx-chal