要点
  • インドの宇宙規制機関IN-SPACeは、同国の大型打ち上げ市場を強化するため、ISROの打ち上げ機LVM3(通称「バーフバリ」)のエンドツーエンドの実現・運用・商業化を引き受けるよう、インド企業に呼びかけた。
  • IN-SPACeは、この動きが拡大する世界の宇宙経済と、打ち上げ頻度を大幅に高める戦略的必要性に応えるものだとした。
  • LVM3は月探査機チャンドラヤーン3号を打ち上げたロケットで、ISROの科学者らはこれを多用途で信頼性の高い主力機と評している。
  • この技術移転の取り組みは、実証済みの大型システムを商業運用のため民間産業に引き渡すものだ。
  • 本措置は、インドの打ち上げ能力と競争力を拡大することを意図している。
  • 歴史的にISROが主導してきた宇宙分野を民間企業に開放するという、インドの広範な方針を反映している。
編集部コメント
飛行実績のある大型ロケットを産業界へ移管することは、小型ロケット技術のライセンス供与よりはるかに大きな一歩であり、スタートアップが自前の大型ロケットを成熟させるのを待たずに、商業的な大型打ち上げ能力への近道をインドに与え得る。主要な不確実性は、LVM3の複雑な製造基盤をどの企業連合が吸収できるか、そして再使用機がますます価格を決める国際市場で競うのに十分なほど、民間運用者がコストを下げられるかである。
出典情報
関連記事
IN-SPACe opens LVM-3 ‘Bahubali’ tech to private sector to boost India’s heavy-lift launch market

https://www.newindianexpress.com/states/karnataka/2026/Jun/12/in-space-opens-lvm-3-bahubali-tech-to-private-sector-to-boost-indias-heavy-lift-launch-market

関連記事
Isro’s Bahubali LVM3 that launched Chandrayaan-3 to be handed to private sector

https://www.indiatoday.in/science/story/isros-bahubali-lvm3-that-launched-chandrayaan-3-to-be-handed-to-private-sector-2924448-2026-06-10