【要点】

・Innovative Space CarrierはEBARAと共同開発した電動ターボポンプ採用エンジンの着火試験に成功したと発表した。
・本試験は福島ロボットテストフィールドにおいて実施され推力発生と安定作動を確認したとしている。
・燃焼ガスでタービンを駆動する方式と異なり電動モジュールでポンプを駆動することでシステムの簡素化を狙う。
・EBARAが長年培ってきた回転体技術と極低温流体制御の知見がポンプ設計に活用されている。
・電動化によりエンジンの部品点数を削減し機体の信頼性向上と製造コストの劇的な低減を目指す。
・将来的な再使用型ロケットの実現に向けた中核コンポーネントとして開発が進められている。
・今回の成功により大気圏内での飛行実証に向けた詳細設計および実機製作のフェーズへ移行する。
・両社は日本の宇宙輸送能力の拡充に向け事業を加速させる。

【編集部コメント】

ロケットエンジンの電動ターボポンプ化は、小型ロケットの価格破壊を引き起こす鍵となる技術である。Innovative Space Carrierの機動力と、EBARAのインフラ技術が融合した意義は大きい。先行するニュージーランドのRocket Labに続く、日本発の低コスト・高頻度輸送インフラの確立が期待される。

【参照情報】
参照記事
荏原製作所の電動ターボポンプを搭載したロケットエンジンの着火試験に成功
https://innovative-space-carrier.co.jp/news/20260304
参照記事
ISCと荏原製作所、電動ターボポンプ搭載ロケットエンジンの着火試験に成功
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20260304-4183279/