【要点】
・宇宙ベースのデータセンターインフラを開発するStarcloudが、BenchmarkやEQT Ventures主導のSeries Aで1億7,000万ドルを調達した
・評価額は11億ドルとされ、企業価値が10億ドル超の水準に到達した
・地上のAIデータセンター建設が直面する電力制約や用地・規制対応の課題を背景に、軌道上でのデータセンター構築を掲げる
・同社は2025年11月に「Starcloud-1」の軌道上稼働を行い、宇宙でのAI処理に関する実証に言及している
・資金は「Starcloud-2」「Starcloud-3」の開発や製造体制の拡充に充てるとしており、SpaceX Starshipでの大量展開も想定するとしている
・同社は2028年〜2029年ごろに、軌道上データセンターのコスト競争力が地上に近づく可能性に言及している

【編集部コメント】

軌道上データセンターは、電力供給と熱設計,運用保守を含むシステム成立性が最大の論点になります。大型資金が入ったことで、実証からスケール設計へ移る局面に入る一方、放射線環境や熱制御,打ち上げ・補給の運用設計がどこまで現実的に詰められるかが注目点です。
【参照情報】
公式リリース
Starcloud Raises $170M Series A at $1.1B Valuation
https://www.businesswire.com/news/home/20260330024111/en/CORRECTING-and-REPLACING-Starcloud-Raises-$170M-Series-A-at-$1.1bn-Valuation-Led-by-Benchmark-and-EQT-Ventures
参照記事
Starcloud Raises $170M to Build Revolutionary Space-Based Data Centers
https://neuron.expert/news/starcloud-raises-170-million-series-a-to-build-data-centers-in-space/17276/en/