【要点】
・EPFLの学生ロケット活動を起点とするPAVE Spaceは、Visionaries ClubとCreandum主導で4,000万米ドルのシード資金を調達した。
・同社は、衛星を低軌道から運用軌道まで通常6〜12カ月かけて移す工程を、24時間未満に短縮する軌道間輸送機(OTV)の開発を進めている。
・主力機のLYOBAは、最大5トン級のペイロードを静止軌道、中軌道、月方面へ輸送する構想で、保存型二液推進を採用する。
・調達資金はハードウェア開発と初の軌道上実証ミッションに充てられ、GRAZEミッションは2026年10月に予定されている。
・GGBA掲載では、同社はすでに8件の予約契約を確保し、大手業界プレーヤーとも協議を進めているとされる。
【編集部コメント】
「宇宙のラストワンマイル」を縮める発想は、衛星オペレーターにとって収益化までの待ち時間を減らすという直結した価値があります。PAVE Spaceは打ち上げ機ではなく、その先の軌道輸送レイヤーを狙っている点が特徴です。欧州発でこの規模の資金を集めたこと自体、軌道間輸送市場への期待の高さを示しています。
【参照情報】
公式リリース
PAVE Space raises USD 40M
https://ggba.swiss/en/pave-space-raises-usd-40-million-to-accelerate-satellite-deployment/
参照記事
PAVE Space raises USD 40M to accelerate satellite deployment
https://thenextweb.com/news/pave-space-40m-orbital-transfer-vehicle