【要点】
・Foremayは、NVMeおよびSATA対応の耐放射線宇宙グレードSSD「InterStellar」シリーズを発表した。公式リリースでは、LEO、MEO、GEO、HEOからdeep spaceまでのミッションを想定した製品とされている。
・同製品は、特許申請中かつ独自技術とされるGraded-Zシールド構造を採用し、高エネルギー陽子や二次中性子への耐性向上を図ることで、総電離線量環境への対応を強化した。
・Foremayは、10,000 kradの被曝環境を500 kradの管理可能なしきい値まで低減できると説明しており、South Atlantic AnomalyやVan Allen belts由来の放射線への耐性も訴求している。
・AI-Driven Block Management機能では、Bit Error Rateや予測センサーデータを基に放射線リスクマップを生成し、高エネルギー粒子の影響を受けた領域から重要データを退避させる仕組みを備える。
・放射線耐性コントローラとTriple Modular Redundancyも組み合わせ、公式リリースでは既にleading Space-qualified system manufacturersに採用されているとしている。

【編集部コメント】

宇宙機の高性能化が進むほど、観測データやミッションデータをどれだけ安全に保持できるかが重要になります。今回のInterStellarは、単に頑丈な記憶媒体というだけでなく、放射線リスクを見ながらデータ退避まで行う点が特徴です。深宇宙探査や防衛用途のようにデータ喪失が許されない領域で、ストレージそのものの知能化が進みつつあることを示す例といえます。
【参照情報】
公式リリース
Foremay Unveils Radiation-Hardened Space-Grade SSD
https://www.globenewswire.com/news-release/2026/03/24/3261373/0/en/Foremay-Unveils-Radiation-Hardened-Space-Grade-SSD.html
参照記事
Foremay Unveils InterStellar Radiation-Hardened Space-Grade SSD
https://www.storagenewsletter.com/2026/03/30/foremay-unveils-interstellar-radiation-hardened-space-grade-ssd/