【要点】
・ルクセンブルクを拠点とするTerraSparkは、プレシードラウンドで540万ユーロ超を調達した。公式リリースでは、初期パイロット用途の準備と宇宙太陽光発電技術の開発加速に充てるとしている。
・同社は、いきなり軌道上の大規模発電システムを目指すのではなく、まず地上で無線電力伝送を商業化し、安全性、効率性、規制適合性を示してから宇宙へ拡張する方針を掲げている。
・参照記事によると、2026年に地上での送電実証、2027年に軌道上技術実証機、2028年に宇宙から地上への送電実証を目標としている。
・チームには、欧州宇宙機関(ESA)のSOLARIS構想を主導した一人であるSanjay Vijendran氏がCTOとして参加している。
・TerraSparkは、遠隔地や重要インフラ向けに、天候や昼夜に左右されにくい電力供給基盤を宇宙から提供する構想を掲げている。
【編集部コメント】
夢物語と見られがちな宇宙太陽光発電に対し、TerraSparkはまず地上用途で無線送電を収益化しながら技術と規制面のハードルを下げる現実的なアプローチを取っています。宇宙インフラそのものの話であると同時に、欧州発の新しいエネルギー技術企業としても注目に値する動きです。
【参照情報】
公式リリース
TerraSpark Secures €5M for Space Energy Vision
https://www.terraspark.energy/blog/terraspark-secures-five-million-euros
参照記事
Space-Based Solar Startup TerraSpark Secures $5.7 Million
https://mercomcapital.com/space-based-solar-startup-terraspark-secures-5-7-million/