【要点】
・Mercury Systemsは、L3Harris Technologiesから、米宇宙開発局(SDA)のTranche 3 Tracking Layer衛星向けソリッドステート・データレコーダー(SSDR)の契約を受注した。
・公式リリースによると、L3Harrisは2025年12月にTranche 3 Tracking Layer向けの18基の赤外線衛星を建造する契約を獲得しており、今回のSSDRはその衛星群に搭載される。
・Mercuryは、L3Harrisが開発するPWSA Tracking Layerの全4トランシェでSSDRを供給しており、Tranche 2の18基向け納入も完了済みとしている。
・Tranche 3では、Mercuryの過去最大容量のSSDRが採用され、宇宙ミッション向けの高性能と長期的なデータ保全性を備える3U VPXフォームファクタを提供するとしている。

【編集部コメント】

「極超音速ミサイルを追尾する」には、赤外線センサーが捉える膨大な観測データを安定して扱う基盤が欠かせません。今回の受注は、衛星そのものではなく、そうしたデータ処理基盤を支えるコンポーネントの重要性を示すものです。Mercuryが複数トランシェで継続採用されている点からも、宇宙用ストレージ分野での実績の厚さがうかがえます。
【参照情報】
公式リリース
L3Harris Selects Mercury for Solid-State Data Recorders (SDA Tranche 3)
https://ir.mrcy.com/news-releases/news-release-details/l3harris-selects-mercury-provide-solid-state-data-recorders-0
参照記事
Mercury Systems lands space contract supporting U.S. missile defense (MRCY:NASDAQ)
https://seekingalpha.com/news/4572066-mercury-systems-lands-space-contract-supporting-u-s-missile-defense