【要点】
・米宇宙軍の宇宙システム軍団(SSC)は、中軌道(MEO)ミサイル警戒・追尾衛星コンステレーションの第2段階にあたる「Epoch 2」の基本設計審査(PDR)を成功裏に終えた。
・主契約者のBAE Systemsは、2025年5月の契約締結からわずか9カ月でこのマイルストーンを達成。極超音速滑空兵器を含む高度なミサイル脅威を追尾する10基の衛星の製造に向けた技術基盤が固まった。
・Epoch 2は、先行するEpoch 1(Millennium Space Systemsが12基を製造中)の能力を補完・強化し、地上および衛星間通信リンクなどを通じて、グローバルな監視網の強化に資する構成となる。
・2026年夏には詳細設計審査(CDR)を予定しており、2020年代末までの打ち上げを目指してデジタルエンジニアリング手法を駆使した迅速な開発が進められている。

【編集部コメント】

「数基の巨大な衛星」から「数十基の小型衛星(MEOコンステレーション)」へ。米軍がミサイル防衛のアーキテクチャを急速に転換していることが、Epoch 2の順調な進捗から伺えます。BAEが短期間でPDRをパスしたことは、宇宙軍が提唱する「迅速な調達」が機能し始めている証左でもあります。
【参照情報】
公式リリース
Space Force Epoch 2 MEO Preliminary Design Review
https://www.ssc.spaceforce.mil/Newsroom/Article/4428927/us-space-force-achieves-key-design-milestone-for-resilient-missile-warning-and
参照記事
Space Force Completes Preliminary Design Review for Epoch 2 MEO Missile-Warning Satellites
https://news.defcros.com/space-force-epoch-2-missile-warning/