【要点】
・Vector Photonicsは、Fraunhofer UKと共同で、同社独自のPCSEL技術を用いた自由空間光通信の屋外公開実証を初めて実施した
・実証では、クライド川を挟んだGlasgow Science CentreからClydeside Distilleryまでの500メートルで、50Mbpsのデータ伝送を示した
・PCSELは、edge-emitting laserの高出力とVCSELの高速・面発光特性を兼ね備える半導体レーザーで、狭い発散角と高いビーム品質により長距離伝送時の信号損失低減が期待される
・同社は今回の実証により、技術成熟度をTRL 4/5から6/7へ高めたとしている
・将来的には、建物間、キャンパス間、衛星間などでの高速かつセキュアな通信への応用可能性を示している
【編集部コメント】
「PCSEL」という新しい選択肢が、通信のラストワンマイルや衛星間通信のあり方を変えるかもしれません。従来のレーザーよりも複雑なレンズ系を必要とせず、効率的に光を絞り込める特性は、装置の小型化にも直結します。通信だけでなく、LiDARやAIデータセンター間の相互接続など、波及効果の大きい技術です。
【参照情報】
公式リリース
Vector Photonics demos free space optical communication using a PCSEL for the first time outside of a lab
https://www.vectorphotonics.co.uk/news/fsocdemonstration/?utm_source=chatgpt.com
参照記事
Vector Photonics demos free-space optical communication using PCSEL outside of a lab
https://www.semiconductor-today.com/news_items/2026/apr/vector-photonics-090426.shtml